走り屋の副業ブログ

カーライフを満喫するために副業をやってみた走り屋の日記。

転売撲滅大作戦 ~クリエイターの価値~

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自らのアイディアを具現化するクリエイターの人たち。

イラストだったり、小説だったり、音楽だったり、その他もろもろ。

「創る」事ができる人たちは、自分たちの価値をもっと正しく認識するべきだと思うんです。

そうすることで、転売なんてものをなくせるんじゃないかなって。

 

 

※クリエイターじゃない、一消費豚としての意見ですのであしからず。

 

 

そもそもなぜ転売が存在してしまうのか。

これは単純に需要と供給のバランスが取れていないから。

 

「欲しい」人が沢山いて、「商品」が少ない。

そこで競争が起きる。

 

定価よりもっとお金を出してでも欲しいと思う人がいるから、転売が成り立ってしまう。

 

 

正直、転売自体はビジネスモデルとして何も悪くないと思う。

犯罪なわけでもないし、うまい商売だとすら思う。

 

 

けど全然おもしろくない

 

 

買う人だって、きっと一生懸命働いたお金で買い求めてるはずで。

 

それがクリエイターの知識と経験と努力の積み重ねの結晶の対価になるわけでもなく。

なんでそんな第三者にオイシイ思いをさせなければならないのか。

 

 

もちろん転売する人がまったく苦労してないわけでもないんだろうけど、転売する人の言い分もいろいろあるんだろうけど。

 

 

ぶっちゃけそんなことはどうでも良くて。

そういうコンテンツを買うことがある一ユーザーとして、単純に面白くない。

気に食わない。

 

あるべきものがあるべきところに流れて行ってないように思うから。

 

だからこそ、クリエイターの人たちには、本当に、自分自身の価値を、自分の作品の価値を、しっかりと認識してほしいと心の底から思う。

 

 

ただ、どんなに

「転売するなんてひどい!やめてください!」

って叫んだって、実際転売はなくならない。

だって儲かるから。

 

価値観も倫理観も違う人間がたくさんいる中で、どんなに理想を叫んでも届かない人には届かない。

 

 

そこはほとんどのクリエイターの勉強不足な部分ではあると思う。

他人の考えを変えたり、他人の行動をコントロールしたり、そんな事はできない。

だからこそ、経済とか市場の知識をつけて、クリエイター自らがそういう業界を変えていくしか無い。

 

 

 

 

 

例えばコミケとかでサークル参加していろんなコンテンツを売っている人たち。

そういう場合は、価格決定権は間違いなくその本人にある。

 

その人達は一体どうやって値段を決めているのか? 

ほぼ間違いなく、原価から利益を計算して、

「原価よりちょっと高くうれてくれたらいいかな」

なんて決めてるんじゃないでしょうか。

 

 

それがぜんぜん違うと思う。

さっきも言ったとおり、物の価格は「需要」と「供給」のバランスに影響される。

だから、クリエイター側は

 

「ぎりぎり売り切れるくらいの値段」

 

に設定すべきだと思う。

 

 

そうすることで、需要と供給のバランスが取れる。

バランスが取れば、ほんとに欲しい人は頑張って商品を買う。

そのお金はきちんとクリエイターへ。

買えなかった人はそもそも値段で諦めてるから、仮に転売されたところで元より高い金額で買うわけがない。

 

 

単価が高ければ、転売する側も在庫を抱えるリスクを嫌って離れていく。

これで転売厨も無事死亡、さようなら。

 

 

例えば、超人気サークルで毎回速攻売り切れになる、ってところは、もっと1冊の値段を上げればいい。

それだけ人気が出るってことは、その内容にそれだけの価値があるから。

別にフルカラーのA4オフセット本25Pとかしかなかったとしても、8,000円でも10,000円でもいいと思う。

本当に欲しいファンは高くても買うはずだから。

できるだけたくさん発行して、その部数がちょうど売り切れるか売り切れないかくらいのところまで値段を上げていけばいい。

 

 

それは全然ぼったくりでも何でもなくて、間違いなくそれだけの価値があるから売り切れるわけで。

商品の価値と、原価とは全く関係ない。

工業製品とちがって、創作物にはクリエイターが生み出した付加価値がある。

 

それだけの価値があるものを作り出した人は、その利益を受取る権利が間違いなくある。

 

 

「コンテンツの価格が上がったら買えない人が増えるじゃんか」

っていう人もいそうだけど、それはまた別の記事で。

 

単純に、それでクリエイターがめちゃくちゃ儲かると、どんな良いことがあるか?   まずひとつ、

 

 

「こんな値段でも買ってくれる人がたくさんいるんだ!」

 

っていうクリエイターの自信につながる。

 

 

そしてもうひとつ、コンテンツの質も量も良くなる。

自分が楽しいから創作する、ってのもクリエイターの原動力の一つだと思うけど。

もう一つ、自分の作品が誰かを楽しませる、喜ばせる、感動させる、ってのがもっと大きい原動力だと思う。

 

「もっと多くの人の心を動かしたい!」

 

と思ったクリエイターは、お金を手に入れたらどうするか?

 

 

「もっといい機材買ってクオリティあげよう!」

アイディアを膨らますために色んなとこに取材に行こう!」

「次回のイベントは発行部数をもっと増やそう!」

 

 

ってなると思うんだよね。

 

クリエイターのモチベーションも上がって、経験値も上がって、作品の質が更に上る。

 

 

資金力があれば、もっとたくさんの商品を流通させられる。

 

流通量が増える=供給が増えるわけだから、クリエイターが「もっとたくさんの人に届け!」と思えば、流通量に見合った価格に下がるかもしれない(下げ過ぎたら元通りで意味なくなるけど)。

 

 

結果、ファンが支払ったものはそうやってコンテンツが充実することでファンに帰ってくる。

 

よっぽど金儲けに目がくらんだクリエイターじゃない限りは。

 

 

だから、クリエイターは自信を持って自分の作品の値段を決めていい。

 

自分が費やしてきた時間

自分が積み重ねてきた努力

うまくいかない時に味わった悩み苦痛

 

 

その全てに価値があるから。

だから、作品を原価で計算して安売りする必要なんてどこにもない。

 

 

逆にコンテンツとしての価値が低いとき。

駆け出しでまだ人気がない。

作品のクオリティも高くない。

そんなときでも、やっぱり売り切れるくらいの値段にしたほうがいい。

 

 

場合によっては無料配布とかにすらなるかもしれない。

でもそうやって自分の作品の価値を正しく知ることが大事だとおもう。

 

それにまずは知ってもらうことが大事。

10万かけて200部印刷して、500円で100部しか売れなかったら5万の赤字。

同じように印刷して、250円で200部売れたら赤字は同じく5万円。

 

でも自分の作品が100人にしか届かないのと、200人に届くのではその先の成長が全然違うはず。

 

気持ち的にも、赤字覚悟で実際赤字なのと、もしかしたらなんて希望をいだいて蓋を開けたら赤字なのでは、だいぶ違うと思うし。

 

転売から話はそれたけど、とにかく創作物に関しては、

 

 

そのコンテンツの価値をそのままきちんと販売価格にするべき

 

だと思います。

 

つづく   次記事→