誇り高き仕事人とランチ。
しばらく前の記事で登場したAさん。
昼休憩でご飯食べてたら話しかけられました。
「設備もダメ、人員配置もダメ、リーダーたちなにやってんだよ。仕事できないならやめちまえばいいのに」
今日も今日とて誇り高きAさんは、ほかの従業員や会社に対してお怒りです。
「まー新人も多いし、マネージャーからもあれこれ言われてるみたいだし、リーダーも大変なんじゃないですかねー」
「そりゃそうだけどさ。それがあいつらの仕事じゃん。作業側の意見聞かない割には生産性生産性って、意味分かんないよ」
「まあそうですねー」
うーん。
それはAさんが生産性をやたら気にしてるだけで、リーダーはそんなに気にしてないよ、うん笑
マネージャーとかもっと上から言われてる目標があるだろうし、そりゃリーダーだって立場上ある程度は言うこともあるだろうけど。
自分が見てる限り、そんなに口うるさく言われてたり、数字未達で詰められてる人とかも居ない。
あ、ちなみに
アマゾンジャパン│ 倉庫会社 │ 派遣会社
スーツ組>>>>マネージャー>>リーダー>トレーナー>ワーカー
みたいな構造になってます。
実際倉庫に出入りしてるのはマネージャー以下の人間だけです。
自分の生産性が上がらないのが嫌なのかなぁ・・・(´-`)
で、とりあえずこんな話をしました。
「まぁAさんの言う通り、たしかに設備とか配置とか、もっと上手くやりようあるでしょって思うこともありますけど」
「でしょ!だよねー」
「でもそれ、自分ら関係なくないっすか?」笑
「え?」
「いやだって、与えられた状況の中で、自分たちやれるだけの生産性出してるじゃないですか」
「そりゃもちろん」
「だったら、そっから先は自分らの仕事じゃないんで、上に丸投げしとけばいいじゃないですか笑 それで生産性が上がらなくて困るのって結局会社とか上の人間ですよ」
「まぁ、たしかに・・・」
「それで給料下げられる、とか言われたらそりゃ怒りますけど。自分たちは所詮バイトとか派遣ですし、時給に見合った分だけ働けばいいと思うんですよ。リーダーとかマネージャーが考えて何とかすべき問題を、自分たちがわざわざ考えて解決してやる必要ないですよ」笑
そう、課題の分離です。
「自分の仕事」の範囲。
「上層部の仕事」の範囲。
「与えられた環境の中で作業スピードを上げて目標の生産性を達成する」ってことに対して、時給1,000円をもらってるのがワーカー。
「ワーカーの環境を整備して生産性を上げる」とか「人員配置を工夫して生産性を上げる」っていうのが、リーダーたちの仕事。
それはワーカーの仕事より頭使うし、人をうまく使うスキルも必要だし、だからこそワーカーより良い給料もらってる。
外資系らしく、そこはお互いの役割分担がきっちりしてるから、あえてそれを踏み越える必要はまったくない。
それをあえて踏み越えても、余計なこと考えてモヤモヤしてイライラして、何もいいことない。
給料が増えるわけでもない。
幸いにも、リーダーとかマネージャーもそういう考えなおかげで、環境のせいで数字が上がらないことをワーカーになすりつけたりしてこない。
自分的には素晴らしく働きやすい環境。
今回のランチタイムで、今後のAさんの考えや行動がどう変わるか。
どうだろうなー。