その言葉、誰のために?何のために?「伝え方」とは。
「言葉」というコミュニケーションツール。
実は思っている以上に不便なもので。
言葉を使って伝える「相手」は、あくまで他者、他人である。
その言葉が本当に伝わっているかどうか、っていうところは実際わからない。
「そうなんだ!なるほどねぇ〜」
なんて言っている人が、本当に納得しているのか?
内心「なにいってんだこいつ?」と思っているのか。
テレパシーでも使わない限り、それを知るすべはないんですよね。
だからこそ。
そう。わからないからこそ。
自分が「伝えたい」と思うことがあれば、
本気で伝える努力をする必要があると思う。
「私はこう思う!」
と思ったことをただ言葉にするのか、
(私はこう思うけど、この人にそれを伝えるにはどうすれば伝わるだろうか・・・?)
を考えて、工夫して言葉にするのか。
前者と後者は大きな差があります。
そして後者の方が圧倒的にレベルの高いコミュニケーションで、
成功する人ほど、その言葉の引き出しの多さや工夫が凄い。
「〇〇と言えば伝わるかな?」
「でもそれだと違う意味で受け取られる可能性もあるかな」
「××という言い方にしようか?」
「Aだよね、というとあの人は馬鹿にされたと思うかも」
「BだからAだよねといえば、そうは思われないかな?」
誰かに伝えたいことがあるとき、
常にそういった「言葉の不自由さ」を意識するか、しないか。
あなたは自分の思いを言いたいだけなのか、
何かを言うことで「伝えたいこと」があるのか。
「伝える」ためには。
考えることも大事。
練習することも大事。
そして「人の数だけ伝え方と受け取り方がある」ということを知ること。
最後に「どんなに頑張っても伝わらないこともある」ことを知ること。
頭でわかっていても、
いざ伝わらないシチュエーションになると、
やっぱりイライラしてしまうことが多いです。
そこで感情的にならずに、
「どうしたら伝わるのか」
を考え続けることができれば、
あなたのコミュニケーションは全く違った次元のものになりますよ!