仮想通貨関連企業合同説明会に行ってみた。
ある日、いつも通りTwitterを眺めていたときのこと。
目に飛び込んできたのは「ブロックチェーン業界で働いてみませんか」の文字。
稼ぐためとか転職のためというより、時代を変えるかもしれない産業の内部をみてみたいというのが本心。
いや、嘘つきました笑
成長産業に乗っかって儲けたいとか、ちょっと思っちゃいました笑
でもそこは自分の本業、OnesGarageがあるので。
情報収集がメインで、もし今のガソリンスタンドのアルバイトより労働条件が良いところが見つかれば、それはそれでありかな、くらいのノリでとりあえず行ってみた感じです。
場所は新宿駅からちょっと離れたビルの地下にあるホール。
各企業のブースに分かれての説明会と、担当者が講演をするスピーチ会場がありました。
最初は言わずと知れたbitflyerのスピーチから。
まぁ仮想通貨業界全般の話とか、
これからは各個人がスマホ一つで価値をやり取りできる時代だとか、
導入はそんなような話。
事業内容の説明で初めて知ったけど、bitflyerって仮想通貨交換業だけじゃなくて、独自のブロックチェーン「miyabi」なんてのも開発しているらしい。
ホームページでチラッとはみてたかもしれないけど、さっぱり覚えてはいなかった笑
結構印象に残っていたのは、これからのブロックチェーン業界の市場規模について。
今は「通貨」として捉えられがちなブロックチェーン技術。ですが。
bitflyerのスピーカーを担当していた大城さんの言葉を借りれば、
「ものすごい雑にざっくり説明するとブロックチェーンとはデータベースです」
とのこと。
現状データベースを利用している業界は、すべてブロックチェーンの恩恵にあずかれる可能性があるということ。
大城さんのスピーチの中では、最終的なブロックチェーンの市場規模は300兆円を超えるという話。
これは自動車産業全体の市場規模、200兆円弱をはるかに上回る。
スケールのでっかい話です笑
そういう意味で、やはりブロックチェーン業界は先がある成長産業って言えるでしょう。
実際の求人状況的には、技術面、コンプラ面での即戦力を欲している感じ。
「会社的には数百名規模のベンチャー企業だけど、すでに200万を超えるユーザーを抱え、数百億という利益があり、ベンチャーと呼ばれることは許されない状況にある」
ということで、とにかく実務面の人手不足が深刻らしい。
金融庁からの業務改善命令もあり、コンプラ系やAMR系は特に「喉から手が出るほど欲しい」そうです笑
アメリカ、ヨーロッパの拠点と連携した24時間体制の運営を整えることも視野に入れているようで、英語力のスキルは必須っぽい。
一応希望職種はマーケターとして参加したけど、新規会員登録を休止している今のbitflyerでは募集はないそうで。
「再開した時には必ず募集がかかるはずだから、求人を逐次チェックしておいてほしい」とのことでした。
次に見たブースが株式会社フィナンシェ。
「あなたの夢が、みんなの財産になる。」
というコンセプトを掲げているドリーム・シェアリング・サービス。
イメージとしてはVALUに近いサービスだけど、より流動性を高めて塩漬けになることを防ぐシステムなのと、夢を応援してくれる「ファン」を大事にするコンセプトなのが良さげでした。
2019年1月から動き始めたがっつりベンチャー企業。
「やっていくなかで必要なものを揃えていく」という言葉通り、ベータ版はまだまだ懸念される問題とか改善点はあるものの、わずか数カ月で「すでに形にはなっている」のは凄いですね。
「産業革命の時に株式会社というシステムが発明された。今はブロックチェーン革命で価値の単位が会社から個へ移っていく。そのプラットフォームがフィナンシェです。」
なるほど、会社を応援して株を買う時代から、個人を応援してトークンを買う時代になるっていうことですね。
これ、普通にユーザーとしても気になるシステムで、例えばレーシングドライバーになりたい若者がこのフィナンシェに登録して、「頑張るので応援してください!」と自分のレーサー活動を広告することで、個人スポンサーを集められるみたいなものなわけで。
ぶっちゃけ今回出展している企業の中では一番気になるブースでした笑
フルタイムの勤務体制だから自分が働くのはちょっと難しそうだなー、とは思ったものの、何かしらの形で関われたらいいな、とは思う企業でした。
とりあえずフィナンシェの求人票はもらうだけ貰いました笑
あとはbitflyerもアルバイト募集してるっていうのを知って、むしろそれやってみようかな感もあります笑
取り敢えず仮想通貨(今は暗号資産だっけ)、ブロックチェーン業界はこれから先ブレイクするに違いない。
そう感じる説明会でした。